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研究発表 2008/07/22

熊本大学第27回高性能Mg合金創成加工研究会に参加し、当社のマグネシウム合金薄板開発の研究成果について発表を行いました。

テーマ:「双ロール鋳造法によるAZ61板の製造」
熊本大学高性能Mg合金創成加工研究会は、高性能Mg合金の創成とその有効利用法を創出するために、最先端の研究動向調査を行うとともに、高強度高靭性材料の開発とその加工利用法の開発について相互に情報交換・研鑽を重ねて、熊本を中心とした九州地区をわが国におけるMgものづくりセンターへ発展させることを目的とした会です。
 
今回、当研究会からの依頼により、当社の独自技術である双ロール鋳造法(GTC:Gonda Twin Roll Casting System)によるAZ61板の製造について研究発表を行いました。出席者は約100名。
 
●研究発表の概略
 
当社は2002年以来、双ロール鋳造方法によるマグネシウム合金鋳造に取り組んできた。結果として高速鋳造に成功し特許を取得した。GTCという。その後、昨年に鋳造/圧延/研磨設備を有する新工場建設を行った。平行して各種材質の加工性評価を行い、加工性/表面処理性の点で一般材の中ではAZ61が優位であると考えた。現在はAZ61板のサンプル出荷や次の量産に向けた努力をしている。
 
●研究発表を通じ感じたこと
 
GTCは鋳造時の急冷効果が強いのを特徴とする製法であるが、その特徴がどのように最終製品の板に反映されるのかについて関心が高いと感じた。
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