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研究開発

 
当社は、従来からある製品の品質向上に努めるとともに、明日を築く新製品の開発にも力を入れています。
大学や研究機関との共同研究も活用し、理論的な裏付けを行いながら、研究開発に取り組んでいます。

研究成果のご紹介

「コンフォーム押出し機による銅異型棒の開発」の成果

当社の中核技術は、非鉄金属の塑性加工技術にあります。
その技術の上に、他の非鉄金属メーカーにはない特色ある設備を持ち、特色ある製品を作り出しています。
工程としては、溶解鋳造設備に始まり、熱間圧延機、熱間鍛造機、冷間鍛造機、冷間圧延機、引抜機、コンフォーム押出機、NC加工機などの素材金属の加工に必要とされるほぼすべての設備を揃えています。また、お客様の要望にあわせた小ロット対応も可能です。
 

「高速双ロール鋳造・温間圧延による マグネシウム合金薄板の量産開発」

マグネシウム及びその合金は実用金属で一番軽く、様々な特長を持っています。当社は2002年から大学の先生方の協力を
得て、マグネシウム合金の薄板を直接鋳造する新しい双ロール鋳造方式の研究をはじめました。
その結果、今までは板の製造が難しいとされていたAZ31以外の様々な合金も鋳造することのできる高速の双ロール鋳造方式である、ゴンダ・ツインロール・キャスティング・システム、英文名 Gonda Twin-Roll Casting(略称 GTRC)を開発し、特許を取得しました。GTRCを用いて製造できることが確認できた合金には、AZ31、AZ61、AZ91、AM50、AM60などがあります。
2008年にはプレス性がよく、強度もあり、表面処理性も良い、マグネシウム合金AZ61板の量産を開始しました。
これ以外の合金の製造も今後研究していきます。
 

双ロール鋳造法(GTRC)とは

当社は、マグネシウム合金薄板を作る新しい双ロール鋳造法(GTRC:Gonda Twin-roll Casting )を開発しました。この方法では、AZ31以外にも、製造が難しいとされているAZ61、AZ91、AM50、AM60などの合金を鋳造することができ、圧延と組み合わせて、薄板にすることができます。
 

本研究による特許権の取得

「マグネシウム系金属薄板の製造方法及び製造装置」
2003年12月19日付、特許第3503898(日本)
2007年5月9日付、特許第1614490(EU)及びアメリカ、オーストラリア、台湾、韓国、ロシア
 
「マグネシウム系金属板材の製造方法、その製造装置、及びマグネシウム系金属化粧板の製造方法」
2007年9月20日付 特許第4801472

大学・研究機関との共同研究

2012年~ 日本大学との圧接共同研究
2013年~ 山梨県工業技術センターと表面処理の共同研究

各種公的補助金の適用

当社は研究開発に対して各種公的補助金を受けています。
 
1999年度(平成11年) 神奈川県基盤産業振興事業補助金
2002年度(平成14年) 神奈川県特定産業集積活性化事業補助金
2003年度(平成15年) 経済産業省創造技術研究開発補助金
2005年度(平成17年) 神奈川県産業集積促進助成金(インベスト神奈川)
2005年度(平成17年) 相模原市産業集積施設整備奨励金(STEP50)
2008年度(平成20年) 地域ニーズ即応型委託費(独立行政法人科学技術振興機構)
2009年度(平成21年) 地域ニーズ即応型委託費(独立行政法人化学技術振興機構)
             ものづくり中小企業製品開発等支援事業(全国中小企業団体中央会)
2013年度(平成25年) 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)(関東経済産業局)
             相模原市中小企業研究開発補助金
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