マグネシウム合金AZ61合金板
製品可能範囲0.8mm~10mm
3mmからは中板
マグネシウム合金AZ61薄板
これまで 「展伸材といえば、AZ31」とマグネシウム業界では認識されてきましたが、現在当社では、独自に開発した双ロ-ル鋳造法(GTRC:Gonda Twin-Roll Casting)による鋳造と圧延・研磨加工を組み合わせて、AZ31に比較して優れた強度と耐食性を持ち、またプレス加工もできるAZ61合金板の生産を行っています。
AZ61の長所(AZ31との比較)
引張強度が高い
耐食性が優れている
さまざまな表面処理が可能
組織の熱的安定性が良い
(焼鈍しても組織が大きくなりにくい)
耐食性が優れている
さまざまな表面処理が可能
組織の熱的安定性が良い
(焼鈍しても組織が大きくなりにくい)
AZ61の化学成分(%)
Al
| 5.5 - 6.5
| Si
| ≦ 0.1
|
Zn
| 0.5 - 1.5
| Fe
| ≦ 0.005
|
Mn
| 0.15 - 0.4
| Ni
| ≦ 0.005
|
Cu
| ≦ 0.05
| Mg
| Bal
|
◎……腐食なし
△……腐食発生
×……腐食進行
AZ61薄板を用いた加工例
AZ61薄板はAZ31と同様に温間成形が可能であることが確認され、さらにメッキおよび溶接を施すことができます。当社では、研磨済みの板材を提供することができます。
以下に当社で製造したAZ61薄板を用いた加工例の一部を紹介いたします。
以下に当社で製造したAZ61薄板を用いた加工例の一部を紹介いたします。
携帯電話のカバー
(0.6mm厚の板材を使用)
A4サイズの ノートブック型PCカバー
ニッケルメッキ(銀)
0.6mm厚の板材を使用。AZ31では不可能とされていたニッケルメッキ も可能です。(密着性良好)
TIG溶接
アルミニウムと同等の溶接性能 。2.0mm厚の板材を使用
スポット溶接
アルミニウムと同等の溶接性能 。0.6mm厚の板材を使用
曲げ加工
温間プレスによる曲げ加工。2.0mm厚の板材を使用
マグネシウム合金AZ61薄板詳細カタログのダウンロード(PDF) (1165KB) |