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研究発表 2012/05/22

社長が国際マグネシウム協会 総会に出席し、講演をしました。

開催日
2012年5月20日(日)~22日(火)
開催場所
米国サンフランシスコ フェアモントホテル
主催
国際マグネシウム協会
発表者
23カ国267名(うち日本から20名)
5月20日から22日、米国サンフランシスコで国際マグネシウム協会(IMA)の第69回年次総会が開催され弊社社長 権田源太郎が講演をいたしました。今回は23カ国267名(うち日本から20名)が出席し、理事会のほか展示会や講演が数多く開催されました。
 
 権田社長は全23講演(うち日本人4件)のなかの一つで、「マグネシウム合金板の高速双ロール鋳造技術の開発」と「難燃性マグネシウム合金板」について講演しました。 双ロール鋳造技術とは溶融金属から直接金属薄板を鋳造・圧延する技術であり、従来の薄板製造技術と比較して工程数を大幅に減らすことができる技術です。特に当社が開発したGTRC(Gonda Twin-Roll Casting)は、双ロール鋳造の高速化を実現し生産性をさらに高めることに成功しています。さらにGTRCはAZ31以外にもAZ61・AZ91・AM60等多岐にわたる合金を製造することができ、なかでも強度、表面処理性、プレス性が良いAZ61を弊社では2008年から量産しています。
 近年新たに生産を開始しました「難燃性マグネシウム合金板」についても言及しました。当製品の特長は800℃以上に加熱しても燃焼しない難燃性のほか、AZ61にカルシウムのみを添加しレアアースを添加材に使用しないことによる価格競争力があります。この特長を活かし建材等への利用が期待されています。
 権田社長の講演には多くの質問が集中し、GTRCによって製造されるマグネシウム合金の将来性に高い期待を抱かせるものでした。
 
講演者:権田金属工業(株)代表取締役社長 権田源太郎
テーマ :「Development of High-Speed Twin Roll Casting Technology for 600mm Wide and Various Magnesium Alloys」(600mm幅マグネシウム合金板の高速双ロール鋳造技術の開発)
講演中の権田社長
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